1話、5話、8話他

2. 産寧(三年)坂

  
産寧(三年)坂
「男は、学問にかこつけて人を狩る」

清水坂から法観寺五重塔(八坂の塔)に続く産寧坂(三年坂)は、昔から京都サスペンスの鉄板ロケ地です。 特に文の助茶屋と八坂の塔が一緒に映るここは、大抵の観光客がカメラやスマホを構える絶好のポイントであり、「赤い霊柩車シリーズ」「狩矢父娘シリーズ」等の山村美紗作品で、あまりにもおなじみの場所です。

観光客で賑わう産寧(三年)坂
観光シーズンはひときわ賑わう

「この犯罪は、美しくない。」と嘯く火村と、「事件を解決した男の後ろ姿は、理想の犯罪を掴みそこねたハンターの寂しさを纏っていた。 男は臨床犯罪学者だ……」と独白するアリス。犯罪の予感を抱いた男達が行くにふさわしい、夜は静かな坂道です。

産寧坂
  

それはそうと、坂の途中の駐車場(ヤマト運輸のクルマがよく停まってるとこ)でも確か殺人事件が起きてます。(「不倫調査員 片山由美」だったかなあ?)

産寧(三年)坂はこの一角だけを指す地名ではないそうな
2023年8月改訂公開