4. 産寧(三年)坂

八坂道
   

いつもの待ち合わせ場所

「赤い霊柩車シリーズ」で最も画面に出たメジャー観光地「東の横綱」と言えばここでしょうか。何回画面に映ったかわからないほど、明子はんと黒沢せんせの待ち合わせ&デートコース、東山観光の定番です。産寧(三年)坂というのは清水坂から北の石段のことだと思っていましたが、この辺りの石畳の坂道も産寧(三年)坂なんだそうな。

この石段だけを産寧(三年)坂というのではないそうな

八坂の塔(法観寺)と文の助茶屋が入る撮影ポイントは、ガイドブックはもちろん、他のドラマや映画でも使われる京都らしいステキな場所ですが、最寄り駅は遠いし道は混むしバスは混むし駐車場は無いし人多いし、なんでわざわざここで待ち合わせる!?

ツッコミはさておき、この界隈は意外と変化が多く、訪れる度に新しいお店、しかも大抵は景観に合わせたオシャレな店舗が、歩ける範囲内に次々とできてて面白く、道は変わらないから迷わない。熟年カップル(言っちゃダメ)にとっては、多くの観光客に混じって、気楽に京都を楽しめる場所なんじゃないかなー、と。

文の助茶屋
店頭に「くくり猿」が飾られている  

八坂庚申堂

八坂庚申堂

八坂の塔手前にある金剛寺こと八坂庚申(やさかこうしん)堂も見覚えあるあるロケ地です。庚(かのえ)申(さる)の日、人間の体内にいる三尸(さんし)の虫が、寝ている間に体から脱け出して、天帝にその人の行った悪行を告げに行くので、庚申日はこの虫が出かけられないよう徹夜して過ごすという信仰の発祥の地とのことです。

「三尸の虫(三虫)」を知ったのは「ゲゲゲの鬼太郎」で、「地獄先生ぬ~べ~」では「告げ口妖怪」とまんまの言われようだったな。

八坂庚申堂
「狩矢父娘シリーズ」で和美がカメラを向けていた   

インスタ映え人気で一躍知られるようになった、色とりどりの布で作られた「くくり猿」は、文字通り動けないように手足をくくった猿を現しており、 「猿のように本能のまま動かず欲望を我慢することを、願い事を託す代わりに誓う!」気持ちを表明し奉納するものだそうです。

カラフルなくくり猿
インスタ映えスポット
2023年8月改訂公開