S1-1~、探偵・由利麟太郎1、科捜研の女S16-12
11. 菅大臣神社
京都の中心街にある
普通の町家から花街まで
四条烏丸駅6番出口から仏光寺通りを西に少し歩くと、右に「菅家邸址」の石碑があり、ほぼ向かいに菅大臣(かんだいじん)神社という菅原道真公をお祀りする神社があります。
正式名称は「菅大臣社」(かんだいじんのやしろ)。通称が菅大臣天満宮(かんだいじんてんまんぐう)で、石碑があるように当地は道真公の邸や、菅家廊下といわれた学問所の跡で、誕生の地とも伝えられています。所在地の町名も菅大臣町です。
西洞院通
西洞院通側が正面になる
高辻通側
仏光寺通、西洞院通、高辻通の三方から出入りできますが、町中とは思えない静かな神社です。天神様ですから梅のシーズンがおすすめです。
ロケスポットとしてのここの見どころは、境内の町家が建ち並ぶ辺りです。見た目は社殿の前を通り抜ける小道ですが、「若宮通」というれっきとした通りです。
若宮通が神社境内を突っ切る
「科捜研の女」S16-12話では路上におでん屋屋台も
この若宮通が、京都らしいしっとりした石畳の路地(ろおじ)風情で、手水舎と稲荷社が並ぶ前は「科捜研の女」S16-12話では、節分お化けの扮装をした芸舞妓さんの行き来で賑わう花街の一角となりました。
お稲荷さんもある
町中なので駐車場として活用
道に面した町家の一軒が見覚えあるあるで、こちらは「京都地検の女」初期ではあやさんの家となり、「探偵・由利麟太郎」では由利先生(吉川晃司)が住まう、どんぐりさんが営む骨董品店「加茂句堂」になりました。
境内だし、ひと様の家だから静かに眺める
「京都地検の女」S1-2話では、あやさんの娘のりんちゃんと竹箒を持つ巫女さんが、本殿前の鳥居脇で挨拶を交わすシーンがあります。この時、りんちゃんはランドセルを背負った小学生!!
最終回でお嫁に行くまで見ちゃって、科捜研の風丘先生のお子さん達もですが、「よその家の子は成長が早いわあ~」と、長寿シリーズのサスぺンスドラマを、親戚のおばちゃん目線で見るようになるとは思わなんだ。アタシも歳だねえ~。
屋根に鍾馗様は京都でよく見るが猫は初めて
境内にいたネコチャン
近くには繁昌神社や、その発祥の地と伝えられる班女塚があり、歴史探訪が捗ります。平等寺や佛光寺も歩いて行ける距離で、四条の街歩きついでにロケ地ツアーができます。